植皮によるタトゥー除去

手の甲や、足の甲など、皮膚が少なく、切除術による除去が困難であったり、タトゥーが大きく広範囲に渡っているため、切除しても縫い合わせることが困難だと判断される場合に用いられるのが、植皮術と呼ばれるタトゥー除去方法。

タトゥーが入っている部分を切り取るのは、切除術と変わらないが、植皮術は、タトゥーを取り除いた箇所に、他の場所からとってきた健康な皮膚を移植する方法で、切除術に比べると、比較的に目立たず短期間で手術が終わるのがメリット。

反面、皮膚移植という高い医療テクニックが必要となる為、費用は、割高になるのが一般的です。

また、植皮術にもいろいろな方法があって、移植する皮膚を、シート状にしたり(シート植皮)、パッチワークのように細かく刻んだり(パッチ植皮)、メッシュ状にしたりと(メッシュ植皮)、タトゥーの大きさや、皮膚移植をする場所に応じて、様々な方法がとられます。

除去後の仕上がりの美しさは、どの植皮術をとるのかによっても変わりますし、担当される医師の経験や、テクニックによっても大きく左右されますので、植皮を選択する場合は、できる限り担当医にどのような方法を用いるのかを確認しておくべきです。

また、植皮は、移植した皮膚が施術後にしっかりとくっつかず、壊死してしまったり、皮膚の下に血が溜まってしまうといったトラブルが発生するリスクもあります。当然、それらのトラブルが発生してしまった場合は、再手術が必要になってしまいます。再手術となってしまうリスクをしっかりと医師が説明をしてくれるか、また、再手術となった場合の費用負担についてもしっかりと確認しておく事が重要です。

切除によるタトゥー除去

タトゥーの入ったところを皮膚ごと切り取り、周りの皮膚を縫い合わせる方法が切除術となります。レーザーとは異なり、タトゥーを完全に除去する事ができ、また、施術の回数が少なくすむので、早く、確実にタトゥーを消したいといったニーズに適した施術方法のようです。

切除の、デメリットとしては、必ず手術痕が残るということ。人によっても異なりますが、だいたい術後3ヶ月〜6ヶ月くらいで、徐々に薄く目立たなくなってくるようですが、手術痕が完璧に消えるということは期待できません。

タトゥーを入れる前の状態に戻すというよりも、タトゥーの入っていた皮膚を切り取る手術となりますので、どうしても傷跡が残るのが嫌な場合は、一度レーザー除去を試してみるのが良いかもしれません。ただし、複数の色が使われているタトゥーや、皮膚の深くまで色が入っている場合、レーザーでは完全な除去はできないケースが多いので、費用を考えると、始めから切除を選択する方が金銭的な負担は少なく済む場合があります。

また、小さなタトゥーであったり、皮膚にゆとりがあり、動きが少ない場所であれば、1回の切除で済ます事もできますが、指や、足首や、くるぶしなど、皮膚が少ない場所に彫られたタトゥーや、大きさがある場合は、1回では対応が難しく、複数回に分けて、数ヶ月おきに切除を繰り返す、分割切除という方法になることもあります。

分割切除は、1回での切除に比べて、キズが目立ち難くなることもあるので、
キズをあまり残したくないという方は、あえて分割切除を選ぶ人もいるようです。

料金的には、1cmの切除あたり 30000円くらいが相場ですが、1回の施術の最低費用が設定されていることがほとんどです。

レーザーによるタトゥー除去

タトゥー除去の方法の中でも、もっともポピュラーな施術がレーザーです。皮膚を切ったりする他の施術と比べて、傷は残らず、皮膚へのダメージが少ないこともあって、特に、女性の方に人気があります。

レーザー除去の仕組み

レーザーによるタトゥー除去の仕組みは、レーザーがタトゥーの色素に当たると、強い熱が発生して、この色素を焼いてくれるというもので、この焼かれた色素は、自然と体の外に排出されていきます。レーザー治療を受けると、少しづつ色が抜けていくことを実感できるのはこの為です。

ここまで説明をすると、レーザーが万能だと思う方もいるかもしれませんが、残念ながら、レーサー除去には大きなデメリットも。。。

それが、
・複数の色を使っているタトゥーや、濃いタトゥーには効果が薄い
・完全に除去できる保証がない
・施術に時間がかかる
ということ。

複数の色を使っているタトゥーや、濃いタトゥーには効果が薄い

レーザーによるタトゥー除去は、タトゥーを選びます。複数の色が使われているタトゥーの場合は、レーザーによる施術は、ほぼ選択肢から外れます。レーザーは、黒意外の色が使われているタトゥーには適していないからです。

また、黒一色であったとしても、濃く、深くまでタトゥーの色が入っている場合、レーザーが届かないため、薄くするところまでが限界で、完全に除去することは難しいようです。

自分で墨汁と針で入れたようなレベルの、黒一色で、色が薄く、深くまで色が入っていないような場合のみ、レーザー除去が効果的なようです。

完全に除去できる保証がない

レーザーによる施術は、完全にタトゥーを除去できる保証はありません。深くまでタトゥーが入っていると、レーザーが届かないため、完全に除去することができないのですが、経験豊富な担当医であったとしても、どのくらいの深さまで、色が入っているのかを施術前に的確に判断することは難しいそうです。

実際に、レーザー除去を受けても、すこし目立たなくなった程度で、満足いくほどの効果が得られなかったという治療経験者も多いようです。

施術に時間がかかる

タトゥーが入っている部分を切除することなく、除去できるというメリットがある反面、レーザー除去は、複数回のレーザー照射を行うのが一般的で、治療は数ヶ月置きに行うことが多いようです。

必然的に、治療は長期的になりますし、また、施術回数を重ねることで、費用としても、高額になる場合もあります。一般的に、レーザー治療は、他の治療方法に比べて、安いといった印象があるようですが、4〜5万円と価格表に書いてあったとしても、1回のレーザー照射の価格であって、トータルでの治療費は他の施術方法に比べ高くついたといったケースもあるようです。